Navel Orange

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Browsing Navel Orange blog archives for July, 2011.

I feel relieved

スカパー!光HD対応チューナーとRD-X9の組み合わせが不便な件について、続き。

調べてみたところ、ネット de レック中に録画済み番組を視聴するには「見ながら選択」機能を使えばいいことが判明。ゴミ箱に入れたタイトルを含めすべてルート表示されるのはご愛敬だが、少なくともストレス要因がひとつ減って溜飲が下がった感じ。

Trade-off, or not

いつだったか忘れてしまったが、WOWOWから1通のハガキが届いた。そこには、2011年6月30日をもってWOWOWが終了すると書かれていた。いや、これじゃ誤解を招くな。終了するのはあくまでも「アナログWOWOW」の放送であり、引き続きWOWOWを視聴するには「デジタルWOWOW」への契約が必要になるとのこと。内容を確認するまでに結構な日が経ってしまっていたので、ほとんどギリギリのタイミングでカスタマーセンターに電話してみた。

担当者の話によれば、契約中のWOWOWはスカパー!光のチャンネルなので、このままではデジタルWOWOWは視聴できないらしい。つまり、スカパー!光HDに切り替える必要があるとのこと。そして、チューナーもスカパー!光HD対応のものに変更する必要がある、と。

結論から言うと、この電話の流れで契約変更とチューナー交換を依頼。数日後にはスカパー!光HDでデジタルWOWOWを視聴できる環境になった。これにより、WOWOWがデジタルに変わり、さらにスカパー!の契約チャンネルのほとんどがハイビジョン画質になった。

映像がキレイになったのは嬉しいが、デメリットもある。まずは月額料金が増えたこと。ハイビジョン画質のチャンネルを含むパック料金が若干高いのは許容範囲だが、チューナーのレンタル料を見逃していた。というのも、HD対応になる前のチューナーはマンションの包括契約によって月々のレンタル料が無料になっていたのだが、HD対応のほうは本来の料金である630円/月を支払う必要がある(キャンペーン中なので6ヵ月間は半額だったりするんだけどね)。

それともうひとつ、じつはこっちのほうがセットアップ後に気づいた欠点なので痛手が大きいのだが、新しいチューナーの使い勝手が非常に悪いことだ。本体のサイズがひとまわり大きくなったことや、EPGがタコなのはまだ我慢できる。我慢ならないのはHDDレコーダとのコンビネーションに関してで、ヘビーユーザーであるが故にストレスもひとしおなのだ。

もうちょっと詳しく説明しよう。HD対応になる前のチューナー(ソニー製DST-OP55F)はデータ出力端子を利用したスカパー連動機能に対応しており、我が家のHDDレコーダであるRD-X9(その前のRD-X5も)ならそれを利用できるようになっている。RD-X9で予約録画をする場合、スカパー!光のチューナーもHDDレコーダの内蔵チューナーと同じ要領で選択できるのが非常に重宝していた。いや、これが当たり前だと思っていた。しかしながら、今度のスカパー!HD対応チューナー(HUMAX製SP-HR250H)の場合はLAN経由の連動となり、録画予約もHDDレコーダではなくスカパー!光HDのチューナー側で行なう。これがクセモノなのだ。

細かいことを挙げればキリがないが、もっとも不便だと思うのは、スカパー!光HDの番組を録画中に録画済み番組を視聴できないことである。いや、正確には「見るナビ」が選べなくなる(「ネットdeレック動作中にこの操作はできません。」というアラートが表示される)だけで、予約録画が始まる前から視聴している録画済み番組はそのまま問題なく見続けられる。

RD-X9のマニュアルを紐解いてみたところ、スカパー!HD(スカパー!光HDも同様)からの録画はRD-X9の「ネット de レック」機能を利用している。スカパー!HDのチューナーからLAN経由で制御情報と放送番組のデータが送出され、それをRD-X9のTS2で録画するといった仕組みのようだ。当然、同機能を利用中はTS2を使った録画予約はできない。マニュアルにもそう書かれている。が、「見るナビ」が選べなくなるとはどこにも書かれていない。

これって、ファームウェア更新とかでなんとかならないもんですかね?

Because it is there

登山家ジョージ・マロリーについて調べていたら、Wikipediaにこんな記述があった。

マロリーの言葉として広く人口に膾炙する「そこに山があるから」(Because it is there.)という言葉は、1923年にニューヨーク・タイムズ紙の記者の問いかけに答えたものだとされるが、本当にマロリーがこう言ったのかどうかはっきりしない。記事として掲載されたのは1923年10月18日であるが、これはマロリーがアメリカ各地で講演を行ってからしばらく後のことであった。マロリーは言葉を選びながら多くを語るタイプであり、この短い言葉が彼のものとしてはあまりにぶっきらぼうで、そっけなさ過ぎるとマロリーを知る人々は感じた。マロリーと共にエベレストを歩き、彼をよく知るハワード・サマヴィルはこの言葉について「少しもジョージ・マロリーらしい匂いがしない」と切り捨てている。

このあまりにも有名なフレーズについては、僕もかねがね疑問を抱いていた。オリジナルの「Because it is there.」のどこにも山(mountain)という単語が含まれていないからだ。なんとなくだけど、マロリーはかなり疲れていて、そこに記者が「なぜ山に登るんだ?」とナンセンスな質問をぶつけてきたから、つい「なぜかって? そこにあるからだよ」ぐらいのニュアンスでこう答えたんじゃないかな、と。心の中では「シェフは料理を作るし、大工は家を建てる。登山家が山に登るのは当たり前じゃねぇか!」と言いたいところをグッと抑えてね。

ジャーナリストの本多勝一氏はかつてこんなことを言っていた(書いていた?)そうだ。

これは別に山があるからだというわけでなく、「処女峰エベレストがあるからだ」ということなんですよね。だから全然意味が違うんですね。世界一の処女峰エベレストが在るから登るんだということは「皆と同じことはやらぬ」ということなんですよ。

なるほど、そう考えてみると、ニューヨーク・タイムズ紙の記者の質問も「Why do you climb Mt. Everest?」であり、「Why do you climb a mountain?」ではない。つまり、マロリーの言う「it」は一般名詞の山ではなく、エベレストを指しているのだと。

まぁ翻訳された明言なんて、とかく美化されるものですな。