Navel Orange

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Browsing Navel Orange blog archives for September, 2012.

Are you a skinflint?

ここ数日ぶっ通しで仕事しててふと気付いたのは、徐々にタイピングのミスが増えているということ。というか、タイピンク自体がやりづらくなってきている。その理由はおそらく、爪が伸びてきているせいに違いない。

でもこんな時間に切ってもいいのかな。とはいえ、夜中に爪を切るとどんな悪いことが起こるのか、ちゃんと知らないんだけど。

……なんてことをFacebookに書いたら、友人のひとりがこう教えてくれた。

昔は照明が無かったり暗かったりーので、怪我をしたり、上手く切れなかったり、深爪したり、が、悪いことだったみたい。

なるほど。その手の話は僕も訊いたことがある。とりあえずWikipedia先生にもおうかがいを立ててみようと思ったのだが、はてどんな見出し語で調べればいいんだろう?

蓋を開けてみればなんのことはない。「爪」のページに「夜中に爪を切る」という項目が存在していた。引用しよう。

日本では、『夜に爪を切ると良くない』とした旨の有名な迷信(俗信)がある。夜に爪を切ると、『親の死に目に会えなくなる』『早死にする』等と言われており、その理由も、夜に爪を切ると暗くて怪我しやすいから、夜爪→世詰(世を詰める)等、様々な諸説があり、はっきりとはしていない。

日本の昔の民家では、夜の明かりは火なので、囲炉裏端などで爪を切ると、切った爪が火に飛び込んで燃える臭いが、火葬を連想させた為に忌んだという説もある(下記に詳細するように呪いのために炙ることを連想させるという説もある)。 また、奈良時代~平安時代にアジア大陸より流入した呪術(シャーマニズム)により髪や爪などの対象となる者の体の一部が傀儡子や丑の刻参りに用いる藁人形に入れる、怨嗟を込めながら呪言などの唱えて火で炙るなどの呪いに用いられたので処理場所に捨てにいけない(あるいは埋めたともされる)夜に敵対勢力に奪われないように切ってはならないという説もある。

昔は爪切りが無かったために、爪切りは刃物を使って行われたが、夜の薄暗い中(火の灯りはそれほど細かい作業ができるほど明るくない)では、手許が狂いやすく怪我を、最悪の場合死亡する危険性がある為に親より先に死ぬ(=親の死に目に会えない)とされた。そういうことをする無用心な人は親よりも早く死ぬと言う意味もある。

しかし、これは「爪を切るな」は「夜遊びをするな」の意味であり、合理的な喩であるともいわれている。

なるほど。個人的には「夜爪→世詰(世を詰める)」説が好きだな。

Your efforts will bear fruit

幼い頃、何気なく大人たちの会話から耳にした「みをむすぶ」という言葉を、勝手に「身を結ぶ」だと思っていた。本当は「実を結ぶ」だということも、ずいぶん経ってから知ったんじゃないかな。とはいえ、今も「結ぶ」対象が「実」という事実に対して、どうにも釈然としない自分がいる。

思うに「実」は「なる」ものだからだろう。しかしながら「結実」という言葉もあるように、植物が最終的に「実」というものを生成する状態を、世間一般では「結ぶ」と表現するようだ。ちなみに「結ぶ」対象として「実」よりも「身」のほうがしっくり来ている理由はひとえに、縁結びとか結婚とかのイメージが強いからだと自己分析している。

それを踏まえて、だ。今日知った英語の熟語に「bear fruit」というのがある。この場合のbearは熊ではなく「産む」などを意味する他動詞。同熟語を直訳すれば「(果実の)実がなる」という意味になる。そして、これがそのまま「努力が実を結ぶ」という意味も含んでいるのが興味深い。日本語も英語も、人間様の努力の結果の福音を、植物の結実になぞらえているわけである。