Navel Orange

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Browsing Navel Orange blog archives for December, 2012.

“Misoka” the last day of the month

大みそかは「大晦日」と書く。晦日とは月末のことで、1年最後の月末だけがこう呼ばれるわけだ。では「みそか」とは何かと言えば「三十日」。ミソジならぬミソカである。でも大晦日のように31日のときもあれば、28日(あるいは29日)の月もある。なのになんで月末=30日と言い切っているのか?

答を聞けばなんのことはない。旧暦に基づいているからだ。月の満ち欠けを基準とする旧暦においては、1ヶ月はすべて30日であり、月末は必ず新月になる。あり得ないことを表す諺に「晦日に月が出る」というのがあるが、新暦の現代においては晦日に月が出るのはごく普通のことである。

また、晦日と書いて「つごもり」と読む場合もあるが、これは月がこもるという意味。逆に月初は月が立つという意味の「月立ち=ついたち」となる。

以上、大晦日に使える薀蓄でした。今日使いそびれたら来年使ってね。

I should remove “A”, shouldn’t I?

年の瀬も押し迫り、僕も人並みに年賀状を作ってみたりしているのだが、年賀状といえばかねがね疑問に思い続けていたことがある。年賀状の常套句である「A Happy New Year」の「A」である。

いや、ネイティブでもなんでもない僕が「英語の文法的に」云々を言うつもりはないのだが、以前どこかで「正確には『A』は付けない」みたいな情報を目にしたか耳にした覚えがある。あらためて調べてみたところ、確かに「A」不要説に辿り着くのだが、その一方で「付けても付けなくても構わない」説もわずかながら存在する。おそらく厳密な話ではないのだろう。なんとなくだけど。

ともあれ、あちこちの情報を総合し、もっとも説得力があったのが以下の3つの解説である。

  1. 「Merry Christmas and A Happy New Year」を、年賀状文化の日本で後半部分だけを切り離した
  2. 「Good Morning」などと同様、そもそも挨拶に冠詞は付けない
  3. 「A Happy New Year」だと文章の主語だけのような感じになり、「で、新年がどうした?」となる

1. は合点がいくが、一方で 3. と矛盾するようにも思える。でもさらに調べてみると、どうやらこれは「Merry Christmas and I Wish You A Happy New Year」の「I Wish You」が省略されたものらしい。そんじゃ年賀状に書くほうも「(I Wish You) A Happy New Year」だと思えば……と考えがちだが、それもあながち間違いではないっぽい。というか、それこそが前述した「付けても付けなくても構わない」説の主張(?)のようだ。

とりあえず、僕の2013年の年賀状については「A」を外すことにしました。

Put Indian on the right

ついでに思い出したが、かつてネットを中心に流行ったフレーズに「インド人を右に!」というのがあった。僕のような好事家以外にはちんぷんかんぷんだと思うが、これはかつて発行されていたゲーム雑誌「ゲーメスト」に掲載された誤植のこと。とにかくこの雑誌の誤植のひどさは有名で、Wikipediaの「ゲーメスト」にもわざわざ「誤植」という見出しが立てられていたりするほどだ。

ゲーメストの記事の中には、「ハンドルを右に」とすべき所を「インド人を右に」としたり、ゲームタイトル『餓狼伝説』が「餓死伝説」や「飢餓伝説」になっているなど、毎号多くの、かつ明らかな誤植が数多く存在した。これはライターの大部分が専門職ではなく、ゲームセンターからスカウトされたゲームの上級者であったことに起因する。彼らはライターとしての経験が皆無であり、かつワードプロセッサが一般に普及していない時代の中、原稿を手書きで作っていたため、誤植が相次いだ。さらに本来それらを校正する立場の編集者も、専門的な情報を記事にできるライターに対し立場が弱く、ライター側が修正を嫌えばそれに従わざるを得ない状況下にあった。そのため、多い時には1ページに1つの頻度で誤植が存在していた。

あ、特にオチはありません。なんか「懐かしいなぁ」みたいな感じで失敬。

Well said!

「この人、うまいこと言うなぁ」と思うことがたまにある。感心させられる反面、悔しかったりもするのだが、今日もそんな出来事があった。

まずはこのニュース動画を見ていただこう。

これを受けて某巨大掲示板(ていうか2ちゃんねるなんですが)には予想どおりメシウマ的な書き込みが多数上がっていたが、その中にひとつ、秀逸なものを見つけた。

左ばかり見てるからだよ。

いやぁ、簡潔にしてすごいパワーを秘めたひと言だなぁ、と。確かに、ニュース原稿でも「交差点を右折する際、中央分離帯に接触」って言ってるもんなぁ。あー悔しい。あ、不謹慎なのは承知ですすみません。