近所の文房具店が店をたたんだらしく、シャッターにその旨の貼り紙がされていた。が、よくよく見ると、貼り紙の余白にいくつもの寄せ書きが。地元で永く愛されたお店らしく、店じまいを惜しむ人々の声が書き添えられていた。

後で調べたところ、この白山堂さんは昭和35年に創業。じつに50年もの間、このスタイルで営業を続けてこられたようだ。まだ新参者(引っ越してきて5年)である僕は一度訪れたことがあるだけだが、確かにご夫婦の人柄が垣間見られるようなアットホームなお店だった。

もしも自分が路面店で商売をやっていたとして、こんなふうに皆から惜しまれるような存在になれただろうか? 個人事業主となった今、ふとそんなことを思った。