確か一昨日だったと思うが、奥様がいきなり「そういえば、デミ・ムーアって死んだの?」と言いだしたので、飲んでたビールを吹きそうになった。デミ・ムーアは生きているし、亡くなったのはギタリストのゲイリー・ムーアだ。といっても、彼女はご存知ないようでしたが。

いや、ゲイリーにはそれほど思い入れはない(もちろん素晴らしいギタリストだった)のだが、彼の訃報がネットに流れたときにあちこちで見かけた「RIP」という文字についての話だ。知ってる人も多いと思うが、これは欧米の墓によく刻まれる略語である。で、何の略かと言えば「Requiescat in Pace」。「安らかに眠れ」を意味するラテン語だ。

ちなみに僕はずっと「Rest in Peace」の略だと認識していたのだが、Wikipediaによればそれはバクロニムだそうだ。バクロニムなんて言葉はあまり馴染みがないと思うが、同じくWikipediaによれば「もともと頭字語ではない言葉の各文字をとって新たに頭字語としたもの」と定義されている。back(後)+acronym(頭字語)=backronym、ということらしい。

ここでふと思い出したのが、IBMのバクロニムである。本来は「International Business Machine」の頭文字だが、おカタい社風が災いしたのか「I’ve Been Moved(異動ばっかり)」みたいな別解釈ジョークが多く存在している。僕の愛読書のひとつ「笑うコンピューター」にはそんなIBMのバクロニムが多数掲載されて……いた記憶があるのだが、本棚を確認するもその本が見あたらない。さては誰かに貸したまま忘却の彼方というパターンか。

話をWikipediaに戻すが、以下の記述は目からウロコだった。

RPGと呼ばれる武器は、”Rocket-Propelled Grenade(ロケット推進式榴弾)”の略だと思われているが、実際はロシア語のРучной Противотанковый Гранатомёт(Ruchnoy Protivotankovy Granatomyot:手持ち式対戦車擲弾筒)である。