今回の衆議院解散についてはいろいろ書きたいことがあるのだが、まずはこんな「素朴な疑問」から。

解散時に本会議場で万歳をするのはなぜか?

すべての衆議院議員は解散と同時に失職するため、当の本人たちにとってはバンザイなんて心境ではなかろう。衆議院の解散は天皇が行なう国事行為ってことになっているから、やっぱりそっち系に端を発してたりするのだろうか。まさか「総理に伝家の宝刀を抜かれちゃったよ〜」みたいな感じで「お手上げ」ってことなんだろうか? いやいや、さすがにそれはないか……などなど、考えれば考えるほど不思議な慣習だと思う。あ、これが解散時の慣習だってことは今回のテレビ報道で初めて知ったので、あんまり偉そうに解説できるような立場じゃないんだけどね。

こういうのはやはり、Wikipediaを紐解くに限る。そして「衆議院解散」のページにそのものずばりの記述があったので、そのまま引用する。

なお、現在も続いている衆議院解散時に本会議場で万歳を行う慣習は、政治学者の前田英昭(元・駒沢大学教授で法学博士、専門は政治制度論)によると速記録や新聞などから1897年(明治30年)12月25日の第11回帝国議会の解散から確認できるとされる。ただ、この習慣が出来た理由は未だに不明である。万歳の由来について専門家の間にも、やけっぱち説、内閣への降伏を表しているとする説、ときの声であるとする説、天皇陛下万歳の意味であるとする説、士気を鼓舞するためとみる説など諸説が唱えられている。中曽根康弘によると、「大日本帝国憲法下では、『解散の詔書』が包まれる紫の袱紗(ふくさ)に象徴される天皇陛下万歳というのが始まり」とし、「職を失った者が総選挙という戦場に万歳・突撃するという気持ちだ。」としている。他の説として英国議会で「『国王陛下万歳』と唱和するのに倣って、天皇の長寿を祈念した」とか「戦前は超然内閣が政党に対抗して解散することが多く、議員が自暴自棄になった」などがある。衆議院事務局は「慣例」としか回答していない。

うーん、はっきりとしたことは分からずじまいか。一度ぐらい「バンザーイ、なしよ」とか言ってほしいなぁ。