ついでに思い出したが、かつてネットを中心に流行ったフレーズに「インド人を右に!」というのがあった。僕のような好事家以外にはちんぷんかんぷんだと思うが、これはかつて発行されていたゲーム雑誌「ゲーメスト」に掲載された誤植のこと。とにかくこの雑誌の誤植のひどさは有名で、Wikipediaの「ゲーメスト」にもわざわざ「誤植」という見出しが立てられていたりするほどだ。

ゲーメストの記事の中には、「ハンドルを右に」とすべき所を「インド人を右に」としたり、ゲームタイトル『餓狼伝説』が「餓死伝説」や「飢餓伝説」になっているなど、毎号多くの、かつ明らかな誤植が数多く存在した。これはライターの大部分が専門職ではなく、ゲームセンターからスカウトされたゲームの上級者であったことに起因する。彼らはライターとしての経験が皆無であり、かつワードプロセッサが一般に普及していない時代の中、原稿を手書きで作っていたため、誤植が相次いだ。さらに本来それらを校正する立場の編集者も、専門的な情報を記事にできるライターに対し立場が弱く、ライター側が修正を嫌えばそれに従わざるを得ない状況下にあった。そのため、多い時には1ページに1つの頻度で誤植が存在していた。

あ、特にオチはありません。なんか「懐かしいなぁ」みたいな感じで失敬。