何かのコミュニティに所属していてそれなりに重要なポジションに付いている人物が、誰かが発した他愛ない冗談を真に受けて激昂し、コミュニティ全体がその火消しに大わらわ、みたいな図式がたまにある。

僕もまぁ若いとは言えない年齢になってきたので、コミュニティにとって重要なポジションかどうかは別としても当事者、いや、加害者になり得る可能性は否定できない。が、僕はおそらく激昂などせずにがっかりする(もしくは凹む)タイプの人間だ。怒りの沸点が低くないとかそういう問題ではなく、怒ったところでコミュニティでの立場をますます悪くするだけだし、もとより何の解決にもならないからだ。それよりもまず胸に手を当ててみて、自分がそういう扱いを受けるに至った原因を考え、改善の方向で動くべきだと思う。もっとも、そうならないよう普段の言動や行動にも気を使うべきだ。

桃李は何も言わないし、おそらく道ができなかったとしても怒ったりはしない。ただじっとそこに咲き、実を成し、いつの日か人々を魅了するかもしれないだけである。あ、果物だからそもそも怒れないか。

桃李でありたい、と思う。