思うにジャック・ブラック(JB)の芸は名人級だが、そう何回も見るもんじゃないかな、と。確かに『愛しのローズマリー』と『スクール・オブ・ロック』は最高だった。僕自身、この2本の主演作で興味を持ち、彼のファンになったのも事実。順序的には逆になるけど『ハイ・フィデリティ』の助演も良かった。いそうだもん、あんな感じのオタク店員。
しかしながら、『テネイシャスD』はあんまりいただけなかった。プロットはドンピシャだしJBもハマり役だったと思うのだが、放っておいたらどんどん調子に乗る(いい意味でも悪い意味でも、ね)JBに対し、演出サイドがコントロール不能に陥っちゃってる感じがしたんだよなぁ。面白いんだけどあんまり笑えない、みたいな。
とはいえ、JB自身を嫌いになりたくない気持ちがあるのと、ミシェル・ゴンドリーの手腕に期待し、観てきましたよ、『僕らのミライへ逆回転』……って、なんじゃこの邦題は(原題は『Be Kind Rewind』。ちなみに意味は「巻き戻してご返却を」)。体が磁気化した男のせいですべてのビデオソフトの中身が消えてしまったことを機に、彼とレンタルビデオショップの店員が自作自演で名作や旧作映画を撮るハメになる、というハチャメチャなお話ね。
もちろんというか、人騒がせなジェリーの役がJB。一方の店員マイク役は『16ブロック』のモス・デフ。で、肝心の中身だが、確かにJBは本作でも調子に乗っている。でもそれを、優男モス・デフがいい感じに吸収している。それでもJBのアクの強さは強烈だ。例えるなら「満腹時に嗅がされるジャンクフードの匂い」みたいな感じか。さすがのゴンドリー監督も、やや持て余している様子が感じ取れたりもする。中盤あたり、ちょっとタルくなってくるし。
でもね、終盤で一気に巻き返したというか、いい意味で期待を裏切られたというか、トータルで「いい映画だったなぁ」とか「映画っていいなぁ」みたいな気にさせる素敵なエピローグに脱帽。JBが生理的に嫌いという人を除き、映画を愛する御仁は観たほうがいいですよ。
オフィシャルサイト
本国のオフィシャルサイトの「YouTube Sweded」(必見!)
ココでもずいぶん前に取り上げてましたね

見なければ!
「ハイ フィデリティ」
私の心の中で、JBは主役です。
「ナチョ リブレ」
はわざわざ映画館に見に行ったのにイマイチ本気で笑えず。
少しションボリしていました。
この映画
わーーーーい、楽しみです。
(余談ですが、今度ベンスティラーが監督する映画が公開するみたいですね〜。もし見たら是非れびゅうを!!)
そういえば『ナチョ・リブレ』と『ホリデイ』、観てないや。
どっちもHDDレコーダーに入ってるんですけどね。
ベン・スティラーの新作は『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』ですね。
こちらは観たいリストに入っているので、レビューしますよ。