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LAMCOの電流計のスペックを調べてみたのだが、肝心のシャントに関する記述がどこにもない。電子式電流計はシャント抵抗の両端での電圧降下を測定するため、基本的には高インピーダンスの“電圧”計である。たとえば「30mV/30A」みたいなスペックが開示されていれば、市販のシャント抵抗を手配するなり何かで代用する際の参考になるのだが……。あとはミリオーム単位の抵抗(もしくは同等の導体)をいくつか用意してトライ&エラーで調整していく方法もあるが、そんなに手間をかけるような案件でもない。
LAMCOからオプション部品として取り寄せることは真っ先に考えたのだが、同社のWebサイトがどうしても見つからない。いろいろ調べてみたところ、スポーツメーターの専門店として紹介されていたお店にたどり着いた。同店のWebサイトの商品リストにはLAMCOの文字がなかったが、ダメ元で電話してみた。すると、シャントAssyのみをメーカーから取り寄せてくれるとのこと。すぐさま発注。
続いてはボンネットをFRPのタイプに交換する作業。
既存のヒンジが使えない軽量ボンネットは、ボンネットピン(通称ボンピン)やフック(ラバー、スプリングなど)で固定する必要がある。今回はフロントウィンドウ側をボンピンで、グリル側をラバーフックで固定することにした(どちらも事前に購入済み)。この手の作業でネックとなるのが、ボンピンの台座部分の加工。今までいろんなMINIのケースを見てきたが、三角形に切ったアルミ板などをエンジンルームのコーナーに固定する方法がメジャーなようだ。風圧でボンネットが飛ばされては元も子もないため、強度には十分留意する必要がある。つまり、なるべく厚手のものをしっかり固定する方法が求められる。
以上を踏まえた上で作業工程をなるべく簡略化するため、台座部分には市販のスチールラックのアングルを流用。固定方法にはリベット留めをチョイスした。アングルは午前中にホームセンターで購入したものだが、4枚(実際に使用するのは2枚だが)で500円以下とリーズナブル。厚みが1mm以上あり、強度も十分だと思われる。さらに、既存の穴がボンピンの軸にピッタリのサイズだという「嬉しい偶然」もあった。
格安の輸入品ゆえ取付ビスの類が足りないなどの小アクシデントがあったものの、試行錯誤の末にボンピンとラバーフックの取付作業を済ませた。所要時間は3時間ぐらい。
運転席と助手席を、新たに入手したコブラのローバケットシートに交換する作業。
まずは助手席から。純正シートも今回のローバケのレールも、前方に2組ある7/16インチのボルト・ナットで固定(正確にはロックせず可動式だが)されているだけなので、脱着作業はいとも簡単に済んでしまう……はずだったが、意外なところで問題発生。今まで助手席下に収まっていたカーナビ本体が、ローバケのレールの脚の空間内に収まりきらないのだ。シートアジャスターで後方に目一杯オフセットさせる方法も試したが、これだと可動部分の関係でローバケを前方に倒せなくなるというデメリットが(つまり、後部座席へのアクセスが犠牲になってしまう)。いろいろ悩んだ結果、カーナビ本体を別の場所に移動させることにした。これが思ったより大変な作業になろうとは、この時点ではまだ認識していなかったのだが……。
ただでさえ狭いMINIの車内ゆえ、割とかさばるサイズであるカーナビ本体の設置場所は限られる。内蔵ジャイロの関係で設置方法にも制限がある。あれこれ思案した結果、後部座席下に落ち着いた。ハーネス的には30〜40cmの延長でしかないが、これが一筋縄ではいかないことに引き直し作業を始めてから気付く。結局、カーペットもウッドパネルもすべて外しての作業になり、3時間強もの時間を費やしてしまった。
逆にというか、運転席側はものの10分ほどで完了。最終的にはかなり満足のいく仕上がりとなった。白い部分が大幅に増えたことで、シンプルでありながら高級感も感じられるインテリアになったと思う。
今日は夕方から、足回りの諸々の交換作業を一気に行なうことに。具体的な作業計画としては、まず、オークションで落札したリップスピード製Hi-Loへの交換と穴あきタワーボルトへの交換。これにより、前後ともタイヤを外さずに微妙な車高調整が可能になる。そして、フロントロアーアームを交換することで、キャンバー角を-3°から-1.5°に変更。当初はここまでを暗くなるまでに完了する予定であった。
が、フロントのHi-Lo交換作業を始めた直後に問題発生。Hi-Loを一番短くしてもアッパーアームとのジョイント部分から抜き取ることができない。バールなどでこじる(つまり、コイルを無理矢理縮める)か、それともアッパーアームのシャフトを抜く(難易度高し。経験済み)かで迷ったが、それ以前に交換予定のリップスピード製Hi-Loのほうにも問題が。別で入手したTバーレンチのサイズが微妙に太く、Hi-Loの六角ボルトを回すことができないのだ。これだと、たとえ交換できたとしても車高調整は不可能である。
Hi-Lo交換は一旦諦め、現行のHi-Loを調整して車高を少し低めにしておいた。続いてロアーアームの交換に着手するが、ハブとの接合部分を分解するにあたりボールジョイントプーラーが必要なことに気付く。プーラーは持っていないのでこちらも早々に諦め、結局、フロントは車高調整だけで終了。
リアも同様に車高調整。こちらは整備性がいいので比較的簡単に調整できた。ジャッキダウンを済ませた頃にはすっかり暗くなってしまっていたが、前後ともいい感じにローダウンできた。
続いては、エンジンスタータースイッチの配線作業。じつはリモコンドアロックの取付加工作業を最初に行なった際、ウッドパネルに穴をあけてスイッチをはめ込むところまでは進んでいた。そこから1ヶ月以上もダミーとして君臨していたのだが、これでようやっと本来の目的が果たせるようになるわけだ。
PIVOT製のこのキットは、ターボタイマー装着車にもカプラーオンで取付可能というのがウリのひとつだが、MINIのカプラーに適合するわけがないので直接配線となる。とはいえ回路的には非常にシンプルで、キーシリンダーに繋がっているラインにパラレルに増設するだけ。リレーを介してスターターのラインにバッテリー電源を流すわけだ。キーを回してもスタートできないようにする(つまり、既存のスターターのラインを殺す)のが王道のようだが、元の線をカットするのは気が引けたのでそのままにしておいた。
ステアリングコラムカバーを外すと、キーシリンダー(正確にはイグニッション&スタータースイッチ)の裏の端子に太い4本の線がハンダ付けされているのが分かる。それぞれの線が何かはヘインズのマニュアルでも確認できるが、念には念を入れて1本ずつ検電テスターでチェックしておいた。チェックが完了したらバッテリーのマイナスを外し、4本のうちの3本からエレクトロタップを使って配線を分岐させる。タップはキットに付属していたものを使用。いつも使っているものよりもしっかりとした作りで、太い線でも確実にかしめられる優れものだった。リレーは小型なので両面テープで固定してステアリングコラムカバーの中に収納。スタータースイッチに内蔵されたイルミのラインは、メインの35Aヒューズの下流(イグニッション)から分岐した。発光色が赤なので夜間はなんだか怪しい感じになるが、これはこれで悪くない。
バッテリーのマイナスを外したついでに、かねてからの懸案だったブレードタイプのヒューズボックスへの交換も同時に行なった。こちらの作業はいたって簡単で、既存の管タイプのヒューズボックスの左右に接続されている端子を新しいヒューズボックスに繋ぎ直すだけ。とはいえ、万が一間違えたら大変なことになるため、ひとつひとつ確認しながら慎重に作業する。バッテリのマイナスを元に戻す際には少々緊張したが、何のトラブルもなくフィニッシュ。スタータースイッチも問題なく動作することを確認。